餅つき、ぜんざいに行列 旧正月イベントで活気 名瀬中央通りアーケード

2024年02月11日

地域

スタッフの手も借りながら、餅つきに挑戦する子どもたち=10日、奄美市名瀬

旧正月を商店街で楽しんでもらおうと「旧正月餅つき大会」(名瀬中央通りアーケード商店街振興組合主催)が10日、奄美市名瀬の中央通りアーケードティダモールであった。餅つきや、ぜんざいの無料振る舞いには多くの家族連れが列をつくり、会場は活気にあふれた。

 

イベントは商店街への集客増への取り組みの一環。新型コロナウイルスによる中断を経て数年ぶりに再開された。

 

午後2時からは名瀬の昇三線教室が旧正月の祝い唄などを披露。計6キロのもち米を用意した餅つきコーナーでは、未就学児や小学生らがスタッフの手を借りながら餅つきに挑戦。出来立ての餅はその場で配られた。

 

無料配布のぜんざいは合計で200人分を用意。熱々のぜんざいを受け取った人たちはアーケードでおいしそうに頬張っていた。

 

人生で2回目の餅つきを体験した名瀬の積英汰ちゃん(5)は「(きねが)重かったけど楽しかった。お餅を食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 

里彰浩理事長(54)は「久しぶりのイベントに大勢の方が来てくださり、うれしい。今後も地域の活性化のため、続けていきたい」と話した。